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荒川のごみをなくし、
自然と人が共生する社会を目指して

 荒川クリーンエイド・フォーラムは、荒川のごみを調べながら拾うことを通じて、自然環境の回復と荒川に集い思いを寄せる人々の交流を作り出してきました。1994年から始まったこの活動に、過去23年間に参加した人は延べ20万人に達し、川に対する関心が広がっています。

地球温暖化の脅威と生物多様性の危機が最大の国際問題となる中で、身近な環境に目を向けその改善に努めることが各人に求められていますが、荒川の自然回復は誰でも参加できる身近な環境問題として注目されています。

荒川にはたくさんの自然があり、大都市東京では、かけがえのない水と緑の空間であるとともに、多くの生きものの棲みかや通り道となっています。しかし、水際のヨシ原や河川敷にはたくさんのごみが溜まり、景観として良くないだけでなく、そこに生息する動植物に対しても悪い影響を及ぼしています。また、川で発生したごみは海へと流出し、世界の海や島の自然環境をも脅かしています。

それらのごみは、上流から流れてきたものもあれば、川に来た人が捨てていったものもあります。荒川クリーンエイドではそれらのごみを調べながら拾うことを通じて、どうすれば川のごみを無くすことが出来るか、市民参加で一緒に行動し、一緒に考えようというコンセプトで運動を続けてきました。参加者一人ひとりが、ごみの発生原因や自然環境への影響について学び、日頃からごみを正しく捨て、さらには、ごみをできるだけ生まない生活を実践するように「気づく」ことによって、ごみを減らしていこうというものです。

荒川下流部は潮の干満の影響で東京湾の海水が逆流し、真水と海水が混じった汽水(きすい)が流れています。そして、このような汽水域のヨシ原にしか棲息しない「ヒヌマイトトンボ」というかわいい小さなトンボが棲んでいます。これは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定された稀少種ですが、荒川においてもヨシ原が減少し、絶滅が心配されています。環境の変化にもっとも弱いヒヌマイトトンボを護ることは、それを取りまく環境全体を護ることにつながっています。

荒川クリーンエイドには、市民団体をはじめ地元自治体や小中学校・高校、そして、たくさんの企業が社会貢献活動として参加しています。それぞれの団体が実施会場を持ち、参加者を募って河川清掃活動を実施しています。当フォーラムでは各団体による実施会場の調整、広報、ゴミ袋等資材の配布、リーダー説明会を行い、集められたごみは、国土交通省荒川下流河川事務所と沿川自治体が分担して回収・処分していただいています。

荒川クリーンエイドは、年間1万人以上が参加していますが、そのうち約3,500人が小中学生(以下)の子どもたちです。各学校ではクリーンエイドと併せて川での環境学習も行っており、子どもたちが自然とふれあい環境を大切にする心を育んでいます。また、企業の皆さんには、社会性やチーム力、課題解決力などを養う社員研修プログラムとしても活用されるようになってきました。

また、当フォーラムでは、 上・中流域の市民や行政・自治体などとの交流を続けてきました。担い手不足によって荒廃が進む源流の森を活性化し、魚の行き交う川を実現するために、
私たち下流市民に何ができるでしょうか。荒川流域の健全な水循環 と生態系の回復を目指し、埼玉県秩父市大滝へのエコツアーやシンポジウムなど流域連携による問題解決の道を探っています。

荒川クリーンエイドは、この活動に参加する人たちが、荒川のごみをなくしてヨシなどの植物の生育を助け、そこに生息する生き物を元気にし、水をきれいにすることを通じて、生態系を豊かにしようという共通の思いで結ばれています。1994年に活動を開始してから約20年が過ぎて、当初に比べれば堆積するごみはかなり減少し、生態系も少しは豊かになり、水もきれいになっています。
自ら活動に参加することを通じて作り出す「自然と人が共生する社会」を この荒川で実現していきましょう。

  • 代表理事
  • 代表理事 佐藤正兵
  • 川
  • トンボ
  • 子供たち
  • カニ

・荒川クリーンエイド・フォーラムは、市民・学校・企業・行政等が連携して取り組む

・調べるごみ拾いを通して、荒川のごみをなくし、都市における自然と人が共生する社会を実現します。

この法人は以下のことを目的とする。(荒川クリーンエイド・フォーラム定款より)
1.荒川のクリーンナップを通じて川と親しみ、市民の環境保全の意識を高揚すること
2.活動を通じて市民が自発的に参画し、アジェンダ21に示された「行政」「自治体」「企業」など
他セクターとのパートナーシップの実現をめざすこと
3.荒川沿川住民による河川環境保全の活動を進め、河川管理への市民権を確立していくこと


荒川クリーンエイド・Fのヴィジョン、ミッション

-海洋ごみの2050年問題-

『ごみと向き合い 自然とともに生きる社会』が求められている。

2016年1月、政財界の有力者が集う「世界経済フォーラム(WEF)」年次総会(ダボス会議)にて、各国が相当に積極的なリサイクル政策を導入しない限り、2050年までに海を漂うプラスチックごみの量は魚の量を上回ることが発表されました。現在、海洋に投棄されるプラスチックごみの量は、年間800万トン。ごみ収集車1台が1分に1回、ごみを海洋に投棄している計算になります。2030年には2台分、2050年代には4台分になることが予測されています。

*参考:「海洋及び海洋法に関する国連総会非公式協議(ICP)(16.06.13)」(環境省資料)

-海洋ごみ問題解決には河川ごみの除去から-

私たち荒川クリーンエイド・フォーラムは『荒川での活動をモデル事例とし、世の中全体のごみ問題の解決』を目指します。海域に流入するごみの5~8割は陸域由来と言われています。当団体が1994年から培ってきたパートナーシップ構築、河川清掃活動等のknow-howを最大限に活かし、これらの社会問題の解決に向け、まい進していきます。


-スタッフが大切にすること コアバリュー-

・泥くさくとも、ひた向きにごみ問題と向き合って多くの人に清掃活動の意義を伝える

・参加者に社会の一員としての責任と自覚を再認識してもらえるような、心にも頭にも良い社会貢献の場を提供する

・複眼的な視点で物事を捉えられるような機会を提供する

・ごみ問題を通して大量消費社会から循環型のライフスタイルを提案する

・活動の輪を広げるため、変化を恐れず、楽しさとちょっと変なものを創造する

・多様なセクターと良好なパートナーシップを築き、ともに社会課題に取り組む

・情熱と強い意志、そして三方*よしの考えをもって、環境保全活動にまい進する

*三方:売り手(荒川クリーンエイド・フォーラム)、買い手(参画者、連携企業)、世間(世の中、社会)

【Keywords】

河川/海洋ごみ、社会課題、生物多様性、環境教育、荒川、チームビルディング、システムシンキング、SDGs、流域連携、ESG投資



【参考】荒川クリーンエイド・フォーラムの社会的インパクト評価(by パブリックリソース財団)

Panasonicサポートファンドの組織基盤強化を対象とした助成金により、荒川クリーンエイド・フォーラムの組織や社会に対してどの程度のインパクトがあったのかをパブリックリソース財団評価が評価しています。

評価レポートはこちら(PDF:パブリックリソース財団)

インパクトマップはこちら(PDF:パブリックリソース財団)

◆結果概要

ディスカウントレートを 5 年物の国債の金利(0.05%)と同じと設定した場合、5 年間のソーシャルリターンは、4,670,000 円のインプット(投資)に対し 67,839,861 円となり、SROI のレートは 13.44倍 となりました。
ただし、荒川の川辺がきれいになることによる生物多様性の保全や、クリーンエイド活動に参加した人が環境に配慮した行動を取るようになったことによる環境負荷の低減については、変化の度合いの計測や貨幣価値換算ができないため、インパクトに含まれていません。
そのため、SROI のレートは実質より低く評価されていると言えます。