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小松川自然地・里川プロジェクトでは、外来植物の草刈り、冬季のヨシ刈りなどの保全活動により、
自然の状態がどのように変化していくかを、市民の皆さんと共に経過観察し、保全方法の検討・見直し
をしていきます。

【モニタリングによるPDCAサイクル】

 

ここでは、2012年度のモニタリング計画をご紹介します。
 ① 詳細モニタリング
 ② 市民参加型モニタリング


セイタカアワダチソウの除草や冬季のヨシ刈りにより、どのように自然環境が改善されるかを
経過観察し、保全方法の見直しに活用します。現在は、スタッフにより実施されています。

   セイタカアワダチソウの除草により、在来植物が優先する草はらがどのように戻ってくるかを経過観察します。
【調査区内の概要】


以下の3つの調査区の調査結果を比較分析し、有効で持続可能な保全方法を検討します。

   調査区1 放置して(草刈りを行わず)経過を観察します
調査区2 セイタカワダチソウの抜き取りを行い、経過を観察します
調査区3 すべての植物を刈り取り、経過を観察します

2012年は、5月、7月、9月、11月の4回実施します。

まずは、調査区を設定

植物社会学的調査の株数を調べている様子

【植生断面図】(現地調査票)


以下の5種の調査を行い、除草の効果を評価します。


a. 植物社会学的調査
 ・ 3つの調査区(10m×10m)の中に、更に2m×2mの調査ポイントを3つ設け、各調査ポイント内のすべての種名、(種ごとに)植被率・株数・草高を記録します。

b. 投影図
  主な植物の群生状況などを、上から見た図に表します。

c. 植生断面図
主な植物の群生状況などを、横から見た図に表します。
d. 全種調査
調査区内で確認されたすべての植物の種名を記録します。

e. 写真
各調査区の状況を写真に記録します。

   

セイタカアワダチソウの除草によって、植生が改善されると共に、草地に生息する昆虫の種類や数がどのように変化するかを経過観察します。

見かけた昆虫の種名と個体数を記録
植生調査と同様の3つの調査区で行います。 

   調査区1 放置して経過を観察します
調査区2 セイタカワダチソウの抜き取りを行って、経過を観察します
調査区3 すべての植物を刈り取って、経過を観察します
植生調査と同様、5月、7月、9月、11月の4回実施します。
全種調査 調査区内で確認されたすべての昆虫の種名と個体数を記録します。

ヨシは、オオヨシキリなど水辺の生物の棲家となるだけでなく、川の水を浄化するという重要な役割があります。
冬季にヨシを刈ると、翌年元気なヨシが生え、浄化作用が高まると言われています。
ヨシ調査では、冬季のヨシ刈りが翌年のヨシの生育にどのような影響を及ぼすかを調べ、今後の保全計画に活かします。

ヨシ刈りの様子


夏季の青々としたヨシ原と子どもたち

以下の2つの調査区を設け、ヨシの生育状況等を比較分析します。 

   調査区1 2011年冬季にヨシ刈りを行った区
調査区2 2011年冬季にヨシ刈りを行わなかった区
2012年9月に実施予定。
植生調査と同様、以下の5種の調査を行い、ヨシ刈りの効果を評価します。
a. 植物社会学的調査
 .  2つの調査区(10m×10m)の中に、更に2m×2mの調査ポイントを3つ設け、各調査ポイント内のすべての種名、(種ごとに)植被率・株数・草高を記録します。

b. 投影図
(以下、植生調査を参照ください)

c. 植生断面図

d. 全種調査

e. 写真



バッタやキリギリスの採集
スタッフによる詳細調査だけでなく、地域市民の皆さんの協力を得ながら、より多くの情報を収集し、保全計画に活かしていくことが重要です。市民の皆さんに参加いただけるモニタリングを進めていきます。

荒川・小松川自然地には、希少な生物種も多く、都心にあっては豊かな自然環境があります。
バッタ・キリギリスだけでも多くの種が生息しています。
今年の夏は、日本の草はらの代表的な昆虫、バッタ・キリギリスの調査に
ぜひご協力ください!
   2012年8月1日 ~8月31日 ●調査マニュアル(図鑑付)
拡大
   荒川河川敷・小松川自然地の草はら・堤防
  バッタ、キリギリス
 
 ●調査マニュアル(右)の調査票にご記入のうえ、
   9月5日(水)までにご投函ください。   
 ●参加方法の詳細・図鑑は、右記マニュアルをご覧ください。
●図鑑(印刷用)
    拡大
    
 服 装 帽子、長そで・長ズボン (熱中症やけがの予防のため)
 持ち物  飲み物、虫とり網、飼育ケースなど入れ物、この調査マニュアル、筆記用具、カメラ、図鑑 など
 注 意 ●子どもは必ず大人といっしょにでかけましょう。
●ハチやヘビに注意しましょう。

 調査結果を取りまとめ、10月にホームページ上で発表させていただきます。

 里川小松川自然地協議会(荒川クリーンエイド・フォーラム内)
 「夏休みバッタ・キリギリス調べ」係宛
 〒132-0033 東京都江戸川区東小松川3-35-13-204
 TEL 03-3654-7240   FAX 03-3654-7256
 メール satokawa@cleanaid.jp(@を半角文字に)
【事例のご紹介】 

江東区立第五大島小学校4年生の皆さんが、総合的な学習の時間の一環として、一足早く「バッタ・キリギリス調べ2012」を実施されました。プログラム内容と成果をご紹介します。
  
■実施日時
  2012年6月14日(木)
■タイムライン
  9:00-9:15 はじめの会(プログラムの説明、注意事項等)
9:15-10:00 バッタ、キリギリスの採集
10:00-10:25 種の判別、解説
10:25-10:30 おわりの会
■子どもたちの成果物(それぞれクリックすると拡大して見られます)
●荒川にいたバッタ、キリギリス拡大 
 
●発見!荒川のこん虫の種類  拡大 ●バッタ見つけたよ!新聞 拡大
■担当された先生のご感想
本校は今までごみ拾いの活動に参加した年もありましたが、今回は小松川自然地での「バッタ・キリギリス調べ」を行うことになりました。この活動をとても楽しみにしていた子どもたち。虫かごや虫とり網を手に、一生懸命草むらの中を探し回りました。目が慣れてくると、5mm程の小さなバッタの赤ちゃんから、5cmもあるバッタまで、たくさんの種類のバッタやキリギリスを見つけることができました。身近な荒川河川敷の、こんな限られた草むらに多くの種類のバッタやキリギリスが棲んでいることにみんなで驚きました。これも、荒川クリーンエイドの方々の自然環境の回復への取り組みのおかげだと思います。荒川の自然を大切にしなければという思いが子どもたちにも芽生えました。次回の活動も楽しみです。(高比良先生・隈部先生)

*第五大島小学校さんでは、2学期も引続き小松川自然地での環境学習を行われます。子どもたちがどのように環境意識を向上させていくか楽しみです。