ダイエーグループでは、従業員にボランティア活動の機会を提供し、地域社会の一員として、地域でのつながりを深めていくことを目的に、環境保全美化活動を推進しています。
現在、ここ荒川の他、大阪と福岡でクリーンアップ活動を行っており、今年も6月に、大阪の淀川と福岡ドーム近くの福浜海岸で、約250人がボランティアとして参加しました。1993年に東京の多摩川で始まったこの活動も、今までに22回行われ、参加者は延べ4,000名以上になっています。
今回のクリーンエイドでは、ダイエー、マルエツ、ローソン、ダイエーオーエムシー、消費経済研究所の従業員と家族、それに一般参加の方、計152名が参加して162袋のゴミを回収しました。数年前に比べると「かなり減った」という感じでしたが、参加した小学生からは、「思ったよりゴミが多かった」「ビニールゴミがたくさんあってびっくりした」という感想が多く寄せられました。
河川のゴミは、近くに住んでいてもなかなか気がつかないようです。また、学校で環境破壊や公害のことを習っていても、実際に自分の目でみることで、強いインパクトを受けたのだと思います。あらためて小学生からの環境教育、それも実体験を通した学習の重要性を感じました。
事務局としても、子供たちが喜んで参加するような企画を考えていかなければならないと思いました。
われわれ小売業は、商品の販売と共に、商品の包装や容器、トレーやレジ袋を大量に世の中に出しています。一方、店頭での資源回収や、再生商品を開発・販売していますが、回収資源には異物が混入し、再生商品は人気がありません。これを「消費者の意識と行動のギャップ」と言っていますが、消費者側から言うと、「トレーやレジ袋を出す方が悪い」「再生商品は高い・魅力がない」ということになります。
環境問題は、それぞれの立場を主張するのではなく、消費者・行政・事業者の3者が一体になって取り組まなければならない問題です。
この荒川クリーンエイドが年々拡大しているのは、「荒川クリーンエイド・フォーラム」というNGOの中に、地域住民・河川周辺の自治体・建設省・事業者が、河川環境保護という同じ目的のもとで、互いに協力しているからだ、と思います。NGO活動のモデルとして、荒川クリーンエイドが今後ますます発展していくことを期待しています。
(谷本 清(株式会社ダイエー CS企画部地球環境社会貢献課))
住民・自治体・行政・事業者の協力が成功の鍵
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