ケキツネノボタン

(毛狐の牡丹)

 湿ったところに生え、春から夏にかけて黄色い花を咲かせる。タガラシ(田芥)やキツネノボタンとよく似ていて、実も多数集まって「こんぺいとう」のようだ。しかし、茎に毛がたくさんあることや実の形もよく見ると異なるので見分けられる。葉の柄のもとはイネやムギの仲間のように茎をだく。これは双子葉植物ではセリ科やタデ科の他にはあまりない特徴だ。

 道ばたの草にこんな注意を払うのは、一見ばかばかしいようだが、なにごとによらず、興味を持ってみる習慣は必要であろう。

 最近、雲の様子がおかしい。荒川沿いにモコモコとした雲が一列に並ぶのをよく見ることがある。環境汚染として有名な『環八雲』かと思ったが、それとも違うようだ。ヒートアイランド現象に対する川の関わりはすでに指摘されているが、この雲は過密都市の熱の集中と川の気候調節の役割に関係があるように思える。クリーンエイドや観察会の時に、ゴミや生き物だけでなく、上空の雲にも注意してみると面白い発見があるかもしれない。

 荒川クリーンエイドは、ゴミを拾うことを通して川や私たちの生活を見直すだけでなく、荒川から見えるさまざまなものを通して周辺で起こっている変化を知り、未来の活動につながっていくものであればと感じている。

(荒川クリーンエイドニュース 2000-No.1より)

ケキツネノボタン