カベチョロって呼ばれている生き物をご存知ですか?夜、民家の壁をチョロチョロ歩き回り、ガやクモなどを好んで食べる生き物です。なので、家を守っているかのように見えるので、「ヤモリ」と呼ばれています。 荒川河川敷でも見られる「ニホンヤモリ」は、10~14cmぐらいの小型の爬虫類です。とても臆病でつぶらな瞳はかわいいですよ~! では、何故、彼らは壁を歩けるのでしょうか?実は、彼らの足裏は写真のように「ひだひだ」になっています。その、ひだは吸盤の役目があり壁などに吸い付くのです。だから、高い垂直の壁もなんのその、チョロチョロできるのです! 彼らの、その姿も最近はあまり見れなくなりましたね。家庭で彼らのえさとなる、ガやハエ・クモなどを、「キャーーッッ!虫がいる!!」って、殺虫剤をシュー・シューと吹きかける。民家の周りの食料がなくなる。すると、食いはぐれをしてしまう。ならば食料を求め旅に出よう!と、放浪のたびに出たから、彼らを見かけなくなったのではないでしょうか?今まで家を守ってくれていたニホンヤモリ、今度は僕たちが守ってあげましょう!そうそう、小型のゴキブリも食べてくれますよ! 我が家に1匹、荒川で保護?したニホンヤモリ(シモって名前です。)がいます。見ていると飽きません。あっ・・・こんな時間だ!!シモの食糧確保に行かなくちゃ! |
サッカーのゴールキーパーの手みたいな感じでしょう?我が家のシモです。 |
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| みなさんは、河川敷や道端・空き地に生えている植物を「雑草」と、呼んでいませんか?川や池で獲れるサカナを「クチボソ」と、呼んでませんか?荒川で獲れる魚のハゼを「ダボハゼ」って呼んでませんか?「雑草という名の植物はない」とも言われています。20世紀最高の名言だと僕は思います。生き物すべてに名前があり、生き物すべてに生活があります。このコーナーでは、自然案内人の目線で、荒川の生き物の「生活」をご紹介します。目からうろこが落ちた!……は、保障できませんが、くどくならない程度、飽きない程度に、「荒川いきもの生活日記」をご紹介します。 | 自然案内人橋本浩基 |
壁をチョロチョロ~ニホンヤモリ~
小さいけど強いんです~コトヒキ~
荒川下流域は淡水と海水が交わる「汽水域」ですよね。この汽水域には海からやってくる「海水魚」がたくさんいます。ボラ・スズキ・カレイの仲間やマゴチなどなど。その中に、イサキの仲間の「コトヒキ」がやって来て、この時期に投網にかかります。イサキの仲間ですよ!食べたらさぞかしおいしいでしょうね? このコトヒキ。とても面白い習性があるのです!なんと、砂によく潜るのです。身を隠すためでしょうかね?そして、釣り上げられたり、投網で捕まったりすると、うきぶくろを使い、「ぐーぐー」と鳴くのです。これが、なんと名前の由来で、琴を奏でる低音にこの鳴き声が似ていることで、琴を弾く、「コトヒキ」になったのです。う~ん、情緒があると思いませんか? 小さいけど強いのです。・・・実は、僕は水槽でコトヒキを飼育していたことがあるのですが、いやいやビックリしました!ま~ずよく食べる!大食漢!何でも食べます!だから、すぐ大きくなります!3cmぐらいの大きさのコトヒキを飼育し始めて、半年で10cm近くに成長したのです。一緒に入れておいた、マハゼやエビがいなくなっていました。おかしいなぁ~?と思っていたら、ある朝、コトヒキの口からマハゼの尾びれが出ていたのです!コトヒキが他の魚を・・・・。すぐに、コトヒキを隔離しました。 簡単に飼育できますので、皆さんも飼育してみては?ただし、他のサカナが食べられないように注意が必要ですぞ!! |
貪欲だけど、小さいときはかわいいのです。コトヒキ左のほう。 |
クズ
皆さんの、クズのイメージはどんな感じですか・・・?邪魔者?一面を覆いつくす緑の悪魔?いやいや、クズはれっきとした在来種で、しかも秋の七草です!荒川河川敷でススキとともに見られる秋の七草です。残念ながら、この2種類ですかね・・・下流部で見ることができるのは。 お好きな服は?・・・質問ではないですよ!まじめにワンピース!とかって答えないでくださいね。 さて、本題のクズですが、きれいな紫色の花を咲かせます。この匂いを嗅いだこと、ありますか? クズの名前の由来は、その昔、葛粉を売りに来ていた行商人が、今の奈良県辺りの「葛」という地方から来ていて、葛から売りに来る「粉」から、クズという名前がついたそうです。 日本の在来種も外国に行けば外来種。彼らもアメリカに外来種として生きています。ジキルとハイドみたいに、いい面と悪い面があり、蔓延る性質が重宝され、高速道路の外壁に這わせて「騒音対策」にされていますが、悪い面は、野生化したクズは、他の植物を覆いつくし「ジャパニーズ・グリーン・モンスター」といわれ嫌われ者になっています。いやはやなんとも・・・。 冬になると、クズの根が掘りやすくなりますので、皆さんも「葛粉」作りに挑戦しましょう!えっ?作り方を教えろですか?すいません。書くスペースがなくなりました・・・。 |
クズの花。満開になるとグレープジュースの香りが漂います |
カマキリ
猛暑猛暑とはいえ、自然界には確実に秋は近づいてきている・・・様な気はします。夜鳴きゼミの声に混じり、コオロギたちの鳴き声が混じり始めている今日この頃ですね! 秋の代表といえば、なんと言っても「カマキリ」だと思いませんか?荒川では、オオカマキリ・ハラビロカマキリ・チョウセンカマキリ・コカマキリが生きています。コカマキリといっても、子どものカマキリではなく、カマキリ類の仲間です。彼らはとてもおしゃれ。鎌の内側にフランス国旗のような、トリコロール柄があります。見えないところのおしゃれは、小粋な江戸文化かな?チョウセンカマキリは、鎌の付け根にオレンジ色がついていて、オオカマキリには黄色の印。ここも、見分けのポイントです。ちなみに、チョウセンカマキリは「キムチ色」、オオカマキリは「タクワン色」と覚えましょう! 僕は、本当にカマキリのオスに生まれなくてよかったと思います。なぜ?って?だって、もうすぐメスのお腹に入っちゃうんですよ・・・!交尾後、相手のメスに食べられてしまうのですよっ!それに、卵塊から200匹ぐらい子どもが生まれるけど、生き残れるのは1~2匹・・・。トカゲや鳥に食べられてしまうのです。人間でよかったでしょう?! そんなカマキリですが、お茶目な表情もたまに見せてくれます。写真のカマキリは「うん?何か用ですか?」て、表情に見えませんか?それに、夜、カマキリを見てください。特に目玉に注目!サングラスをかけたように、黒くなっています!この謎は、フィールドでお話しましょう! |
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