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みなさんは、河川敷や道端・空き地に生えている植物を「雑草」と、呼んでいませんか?川や池で獲れるサカナを「クチボソ」と、呼んでませんか?荒川で獲れる魚のハゼを「ダボハゼ」って呼んでませんか?「雑草という名の植物はない」とも言われています。20世紀最高の名言だと僕は思います。生き物すべてに名前があり、生き物すべてに生活があります。このコーナーでは、自然案内人の目線で、荒川の生き物の「生活」をご紹介します。目からうろこが落ちた!……は、保障できませんが、くどくならない程度、飽きない程度に、「荒川いきもの生活日記」をご紹介します。 活動1自然案内人
橋本浩基

上流からの流れ者? ~ヤマカガシ~

 荒川にも猛毒を持った生き物もいます。皆さんは、荒川の猛毒の生き物というと、何を思い浮かべますか?そうですね、ほとんどの方は「マムシ」とか、「スズメバチ」あるいは、「ムカデ」ですよね。でも、もっと怖いのは、「ヤマカガシ」という、ヘビの仲間です。
「カガシ」とは、古語で「ヘビ」の意味。山に棲むヘビという意味ですが、実際は里山などの水田や水辺に棲んでいます。なので、ヒキガエル・トノサマガエルなどのカエルが主食。サカナも好物だとか。普通、ヘビの好物は、ネズミと思いますが、ネズミは食べないようです。

 さて、ヤマカガシが怖い理由は、1974年までは、「毒蛇」とは思われていなかったのです。1974年に側溝に落ちてしまったヤマカガシを、かわいそうと思った中学生が、ヤマカガシを助けたのですが、ヤマカガシにかまれてしまったのです。恩を毒で返してしまったのでしょうかね・・・・。病院で消毒だけしてもらって、帰宅したのですがその夜、亡くなりました。
 その後、数名の犠牲者が出て、ヤマカガシにも毒があると確認できました。やっと、数年前に解毒剤ができたのですが、まだ、各病院に装備されているわけではないので、噛まれたら危険なのです。
 ヤマカガシは、奥歯から毒液を注入するのと、毒液を飛ばすそうです。しかも、相手の目を狙うそうです。目に入ってしまうと失明してしまうほどです。先にヒキガエルを食べると書きましたよね。ヒキガエルにも毒があり、その毒を蓄積して自分の毒にしているのがわかっています。

 僕も何度か、荒川河川敷でヤマカガシを目撃しています。台風の増水で上流から流れてきたと思います。とてもおとなしいヘビで、自ら人を襲うことはありませんが、不用意に触ったり、草むらに入り込んだときに噛まれてしまうのです。秋が交尾期で、7月に2~40個ぐらいの卵を産みます。この時期はとても気が立っているので、要注意です。
 よく、ヘビの脱皮殻を財布に入れておくと、お金が貯まる、といわれていますよね。僕の財布にも、アオダイショウの脱皮殻が入っています。貯まるかどうかの実験中ですが・・・・未だ、実験が成功にいたっていません!!皆さんも実験してみてください!


赤と黒の色は「毒をもっているぞ!」という、生き物からの警告サインです!
| Category: 虫