映画の名セリフ、「事件は現場で起きている!」。正に荒川河川敷でも、毎日のように生き物の事件が起きています。殺害、落とし物、忘れ物、夜中の徘徊などなど。今回は、ちょっと話題を変えて、生き物の残した跡を探す荒川河川敷の楽しみ方をご紹介いたします。 フィールドサインとよく言いますが、『生き物がここにいた。生き物がここで生活をしていた証拠』つまり、生き物の生活の痕跡のことを言います。殺害とか徘徊とか、ちょっと怖い言い回しですが、殺害は捕食、徘徊は行動、と思ってください。 例えば、写真のようなフィールドサインを見つけたとします。 |
![]() 最後は、葉っぱに穴を開け飛んでいきます |
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- 荒川いきもの生活日記
| みなさんは、河川敷や道端・空き地に生えている植物を「雑草」と、呼んでいませんか?川や池で獲れるサカナを「クチボソ」と、呼んでませんか?荒川で獲れる魚のハゼを「ダボハゼ」って呼んでませんか?「雑草という名の植物はない」とも言われています。20世紀最高の名言だと僕は思います。生き物すべてに名前があり、生き物すべてに生活があります。このコーナーでは、自然案内人の目線で、荒川の生き物の「生活」をご紹介します。目からうろこが落ちた!……は、保障できませんが、くどくならない程度、飽きない程度に、「荒川いきもの生活日記」をご紹介します。 | 自然案内人橋本浩基 |
気分は名探偵?自然界の謎解きに挑戦! ~フィールドサイン~
真逆な生き物の同居? ~クルメサヨリとワカサギ~
みなさん、荒川はきれいになっていると思いますか?まだまだきれいとはいえないよ!と、思いますか?水質汚染の度合いを見るのに、生物指標というものがありますね。○○がすめるきれいな川。とか、○○しかすめない汚れた川。そんな言い方をよく当てはめますが、実は昨年の秋、きれいな荒川好きな魚と汚れていても大丈夫な魚が同時に確認できたのです。 ここ数十年(ある調査では45年)東京湾から姿を消したのではないかといわれている、水質汚濁に非常に弱い魚のクルメサヨリ。と、反対に水質汚濁には結構強い魚。冬の釣りの主役でもある、ワカサギです。その両者が同日の同所で投網にかかったのです。 ワカサギは「公魚」とも呼ばれています。江戸時代に霞ヶ浦付近の漁師が、その味の良さから、時の将軍に献上したのが「公魚」と呼ばれるようになりました。標準和名で漢字にすると「若小魚」となります。若鷺とか鰙とか書きますが、ワカは、幼いとか弱々しい、という意味で、サギは清潔なとか白いという意味で、ワカサギと命名されたので「若小魚」という漢字が元々のものです。 きれいな水を好むタイプと、汚れている水でも平気なタイプですが、しっかりと荒川を利用していることは事実です。本当の意味で、生き物が好む「荒川」が戻ってくるとよいですね。 |
上がワカサギ。 下がクルメサヨリです。 |
だるまさんが転んだっ!」ごっこ ~ツグミ~
みなさん、あけましておめでとうございます。生き物がトラからウサギに変わりましたね!年明け第一弾は、やっぱりノウサギだ!と、思っていたのですが、ノウサギはもう荒川河川敷下流部では、見られなくなったので・・・・違う生き物のお話にします。ということで、本年もご愛読よろしくお願いします。 では、みなさん、河川敷で「だるまさんが転んだっ!」を、やっている鳥を見たことありますか?はるかシベリア方面から寒気団と一緒に?飛来してくる鳥、ツグミ。 彼らは、日本に飛来したてには山の高いところにいます。食料がなくなると徐々に平野部にも下りてきて、河川敷や民家の庭先にもえさを求めてやってきます。鳴き声は「クィクィ」とか「キィキィ」が地鳴き。春になると「キョロロ」とか「キョケッ」とも鳴きます。冬にシベリアからやってきて、ゴールデンウィークが明けるころ、シベリアに帰郷?する間、よくさえずっていた彼らの声が、初夏にはプッツリと聞こえなくなる、昔の人は、夏になると彼らは「口を噤(つぐ)んだように黙るのだな~」と思い、彼らの名を「口を噤む鳥」"ツグミ"と名づけたそうです。 冬鳥は今が旬!みなさんも今すぐ荒川河川敷に足を運んで、おどおどした挙動不審的な「だるまさんが転んだっ!」を観察しに行ってください! |
ねっ!なんとなく、おどおどしている感じでしょう? |



