1.今回の中級講座参加者は、初級修了者23人、初級未修者(他の同等資格保持者)3人、中流での活動経験者4人、その他講師などを含めると、総勢37人でした。
2.嵐山渓谷(トラスト保全地)とオオムラサキの森(蝶の里公園)の見学は、地元の「育てる会」の国峯、千島、岡本(敬称略)の3名に案内していただきました。さまざまな樹木や草花、昆虫などを見ながら渓谷を散策し、蝶の里では、オオムラサキのサナギや羽化したばかりの蝶も見ることができました。
3.荒川上流河川事務所長 入江靖さんの「荒川流域の現状」についての講義は、パワーポイントによるプレゼンテーションと詳細なレジュメにより、わかりやすく説明され、講座の導入編として、ぴったりの内容でした。
4.夕食後、江戸川大学教授 惠小百合さんによる「市民による流域経営」という講義は、多岐にわたる話題提供で、さまざまな切り口から流域の市民が取り組むべき課題などを提起していただきました。その提起に基づく議論は、夜の交流会に引き継いで夜半まで行われました。

▲トラスト保全地の説明を受ける |

▲入江所長による講話 |
5.第2日目、最初の講義は、荒川上流河川事務所調査課長 香取孝史さんから「河川法の歴史と河川管理の実際」について、よく整理されたレジュメを基にお話いただきました。
6.呉大学教授 小谷寛二さんには、前日からご参加いただき、夜の交流会でも熱弁を振るっていただきました。ご専門の「法的責任論」については、時間を延長して2時間たっぷりご講義いただき、受講者全員、身の引きしまる思いで聴講していただいた様子です。
7.村松真哉さんによるワークショップ実習は、皆さんリラックスして受講できたようで、それぞれのグループの個性を活かした発表がなされました。今後、自身で行事を企画する際に、役立ててもらえそうです。
8.第2日目の午後は、暑さが収まった3時からの実習。都幾川の鞍掛橋付近で、カヌーの実習と水生昆虫採取や投網による魚の捕獲練習などを2組に分かれて交替で行いました。

▲カヌーを運び出すのも実習のうち |

▲コオニヤンマのヤゴと成虫を手に話をされる新井さん(後方は鞍掛橋) |
9.夜は、水生昆虫採取の指導をしていただいた、むさしの里山研究会代表 新井裕さんから、現在の小中学校を対象とした環境学習の問題点などについて提起をいただき、参加者で討論を行いました。特に、小中学校などでのゲストティーチャーに行く場合には、たとえ額は少なくとも、きちんと講師料をもらうことが大切で、学校関係者もそれが実現できるよう声を上げてほしいと訴えられました。
10.第3日目、「カヌーライフ」編集長の藤原尚雄さんによる講義は、朝8時から12時まで丸4時間の集中講義でした。このような集中した勉強の時間は、今後二度とないだろうと話しておりました(笑)。午後の実習では、事務局の予測違いで、川の水量が少なく、十分な実地訓練ができなかったのが反省点です。(当初は、水量が見込める鞍掛橋付近で実施する予定でしたが、数日来の雨で、都幾川がかなり増水していたので、浅瀬の学校橋付近でも十分可能だろうと見込んだのですが...) ただ、受講者の方は、緩やかな流れの中で、スローロープ投げや川流れ体験などをじっくり実施できて、満足していたようです。
11.授業終了後、確認テストを行い、全員、真剣に回答していました。初級修了の受講者全員が回答を提出し、ほぼ間違いなく中級Tの認定証が出される見込みです。

▲学校橋から撮影した都幾川の様子 (*6月28日の朝は水量が多めでした。) |
 ▲スローロープの手繰り方の実習 |
⇒共催団体「荒川流域ネットワーク」のサイトもあわせてご覧ください。
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