月別アーカイブ: 2013年2月

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 伏木守利様(リニューアル事業部門 執行役員)
 盛田和雄様(榛会会長/築地営業所 課長)
 結城敏雄様(総務部 主任)
 小川恵様(ビルマネジメント事業部門 事務部)
 蛯澤哲朗様(工事管理部)

「榛会(はしばみかい)」は、株式会社シミズ・ビルライフケア社内で立ち上がったばかりの自発的なボランティアチームです。その「榛会」の活動として、8月25日(土)に荒川クリーンエイドを実施いただきました。榛会の企画・運営を中心的に関わっていらっしゃる皆様にお話を伺いました。

Ⅰ.シミズ・ビルライフケアのお仕事と榛会
1. 会社全体のお仕事と皆さまのお仕事についてお教えください。
121211SBLCmoritaogawa.JPGシミズ・ビルライフケアは、ビルの改修工事とビルマネージメントを二本柱としています。建物の改修・運営管理・設計・診断を一貫して行う体制を有していることが当社の強みです。リニューアル事業部門だけでも営業所、支店など約10の部署を持ち、ビルマネージメント事業部門は、北海道から東北、広島など全国にわたる営業所を持ちます。
ここにいるメンバーは、総務部、リニューアル事業部門での築地営業所でビル改修の現場管理、工事管理部、ビルマネージメント部門の事務部と多岐にわたります。

2. 榛会の設立契機はどのようなものでしょう。
121211SBLC3.JPG発足は、会社の創立25周年の際に、利益追求だけでなく、社会に貢献することを始める目的でスタートしました。建設業は騒音、粉じん、道路の使用など近隣に迷惑をおかけする存在であるから、地域環境を良くする活動に取り組みたいという思いが根底にあります。まずは、社員にアンケートを取り、ボランティアに興味のある人が自主的に集まるようにしました。昨年10月に手を挙げた方が集まる第一回の意見交換会を開催したところ、何人が参加するか不安な中、約30名が集まりました。
社員アンケートや、集まった人たちからの回答では、これまでに清掃活動、野球やサッカーの監督、NPOなどでボランティア活動をされている方などがいました。しかし、まだボランティアをしていないが、機会があればやってみたいという方も多く、榛会が中心となってボランティアの機会を提供していくこととなりました。
それまでは、社会貢献に関する活動は、部署や現場単位でのエコキャップ収集や近隣清掃のみにとどまっていました。

3. 榛会の趣旨や活動内容について教えてください。
榛会は、会を通じて社会貢献活動を実施するとともに、人間育成・人間形成を大きな目的としています。ほかにも部署間の交流の役割も担います。
121211SMBLCyuuki.JPG昨年の10月に発足しましたが、実質は今年の4月から活動を始めています。
春には、10数名で福島の震災ボランティアに行きました。そして夏は荒川クリーンエイド活動。秋には湘南海岸のビーチクリーンアップを行いました。春夏秋冬の季節ごとに各1回の年に4回活動ができることを目標としています。
それに先立ち、1月からは、誰にでもできる活動として、月に2回本社周辺でのゴミ拾いを始めています。本社が実施しているということで、各支店や営業所でも周辺のゴミ拾いを実施するようになりました。また、改修工事やビルマネジメントの現場では得意先さんにも広がっています。継続していると近隣の方にも認知いただくようになり、隣地にある親会社の清水建設も加わるなど、1年で活動の輪が広がっているように感じます。現在、本社では毎回約30名が参加する活動となっています。本社周辺の道路はゴミが少ないのですが、築地営業所の周辺では、場外市場から風で飛ばされたとみられる発泡スチロール箱が散乱するなど土地に応じたゴミの特徴もあります。
他にも、榛会を軸に新入社員教育のボランティア研修として奥多摩での間伐活動を実施しました。

4. 榛会を通して育成したい人物像は?
活動を通して、個人個人がゴミを減らす社会を目指すことへの意識づけができると良いと思っています。荒川でも体験したように、ゴミを拾うと、目線が働き、段々とゴミが気になり、ゴミに対する意識づけができます。それにより、会社以外の個人や家庭でもゴミを減らすことが身につくはずです。
また、ボランティア活動は実施してみるととても楽しい活動です。このような活動を通じて、社員が会社を好きになり、働きがいを持ってもらいたいと思っています。明るく楽しい活動の中で、自分が成長していくのを感じてもらいたいと思います。

5. 榛会は社内外にどのように広報されていらっしゃいますか?
広報としては、主に、ホームページ、社員向けの榛会通信、本社1階の掲示物で発信しています。榛会通信は11/13で11号となりました。
社外的な広報は、控えめにホームページで紹介しております。
他には、全社員が集まる社員総会、協力会社さんが集まる安全衛生推進大会で榛会の活動を発表しました。

Ⅱ.荒川クリーンエイドの活動について
1.8月25日に荒川クリーンエイドを実施いただきましたが、参加された皆さまのご感想についてお教えください。
P1070654mini.jpg参加者の反応は非常に良好でした。内容はとても充実していて、皆さん楽しかったと言っています。当日参加した社長からは翌日早速に良い活動であったと連絡を受けました。荒川に参加して楽しかったから、次の活動である湘南のクリーンアップにも多くの方が参加されました。荒川クリーンエイドに参加した親子の大半が次も参加したことから、子どもさんたちにも良かったことと思います。
普段は何気なく見ていたところでも、目線を変えてみるとこんなにゴミがあったことかと驚いていました。ゴミも多かったが、カニも多くいたことなどもこれまで気づかないことのようでした。
河川敷にはペットボトルがたくさんありましたが、散乱している理由や、活動の趣旨などについてわかりやすく荒川クリーンエイド・フォーラムのスタッフさんより説明いただき理解できました。

2.参加者や、会社にとってどのような効果があったと思われますか?
会社にとっても参加者にとっても意義ある活動でしたので、次のボランティア活動にも繋がっていきました。参加者は、ゴミの分析やゴミに関する知識を教えてもらい、ゴミ減量への理解が深まりました。

3.NPOとの協働についてはいかがでしたでしょうか
P1070679mini.jpg人数を多く集めて実施した活動は、荒川クリーンエイドが初めてでした。やはりその道のプロにレクチャーいただけるのはとても役立ちました。
全体運営、段取り、当日の時間配分、準備する道具類などノウハウが無いなかで始めることに際して、いろいろと教えていただくことができました。次に活かせています。
暑い日でしたが、水タンクを用意するなど、参加者に対する気遣いなども大変勉強になりました。

4.全体を通しての感想をお教えください
事前に草刈をして準備を整えていただき感謝しています。
子どもたちにマイボトルや参加の賞状を用意していただいたことが良かったです。子どもはもちろん保護者の方も喜ん121211SMBLCebisawa.JPGでくれました。その後の活動でも参加の賞状を出すことを見習わせていただいています。

Ⅲ.メッセージ・ご意見
1.これから参加されようとする企業様へのメッセージをお願いします
業務でなく自主的に参加する活動で、楽しく、幹部からも理解され、良かったと思っています。活動すべてを楽しんでいます。ボランティア活動は一部の人間の自己満足なものではなく、一人でも多くの人に参加してもらいたいと思います。
あまり気負わずに、まず身近なところから取り組むことを推奨します。その際には荒川クリーンエイド・フォーラムのような専門の団体と取り組むと良いと感じます。

2.これから社内ボランティアチームを作ろうとする企業様へのメッセージをお願いします
ボランティア活動は、活動自体が社会的に有意義なもので、かつそれを社員同士で共有できるものです。ボランティア活動は社内のコミュニケーションツールとして最高であったと実感しています。
企画運営してみて初めて知りましたが、ボランティア活動は身体だけでなくお金も掛かるものだといったことです。それが企画段階に社内で理解されるのに苦労しましたが、実施してみると、支払った価値があり、納得と満足ができるものでした。

ありがとうございました。ボランティアチームとして、様々な部署から集まった皆さまで、会社の社会貢献活動を盛り上げていらっしゃる活動はとても参考になりました。
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左から)盛田様、結城様、小川様、伏木様、蛯澤様

明治大学和泉ボランティアセンター副センター長(経営学部教授) 福満 正博 様
      和泉学生支援事務室(ボランティアセンター担当)柳澤 更沙 様
      政治経済学部1年 松薗 崇 様

明治大学のボランティアセンターではボランティア入門講座を開講していて、毎年受講された学生さんが、荒川クリーンエイドの活動にも参加してくれています。今回、ボランティアセンターの福満教授と柳澤さん、それに実際に活動に参加してくれた松薗君にその意義や感想を伺いました。

和泉ボランティアセンターについて教えてください。photo1mini.jpg
福満教授/和泉ボランティアセンターは明治大学の3キャンパスのボランティアセンターのうちの一つとして2008年度に正式発足し、最初の2年間は学内4つのボランティアサークル中心に活動を行っていました。
転機となったのは2009年7月に早稲田大学のWAVOCを見学したり、2010年の12月に関西の立命館大学、関西大学のボランティアセンターを見学したりして、どうあるべきかを勉強させてもらったことです。その後スタッフも増員し、ボランティアセンターとして回るようになってきたと思います。

最初に設置されたきっかけや背景は?
福満教授/私は設立時に学生の様々な問題に取り組む学生部委員会の委員で、最初から関わっていたのですが、ボランティアセンターをどう位置付けるかに時間がかかりました。これにはいろいろ考え方があって、アメリカの大学には学生の問題のすべてを対応するセンターがあります。そのようにすべきではないかという議論もありましたが、やはり、それぞれのキャンパスの特色をもってボランティアセンターを運営することになりました。私自身はボランティアが大事だ、との思いでここまで続けてきました。

現在の役割、大学としての機能としてはいかがでしょう。
photo2mini.jpg福満教授/大学としては、毎年年次計画書というのを出していまして、そこに学長方針というのが出ています。その中でボランティアセンターの充実と定着化というのは相当の分量を割いて、大学としても重要なものと位置付けています。特に2011年3月の東日本大震災の時は、学長をはじめとする中心メンバーもボランティアが大事だと考えて、特別に東北まで行く支援活動を始めました。
柳澤さん/ボランティアセンターの機能の一つには社会貢献的な役割があると思います。大学のある近隣の地域をはじめ、東日本大震災の地域など、ボランティアに対する要望が寄せられていますので、それに大学として応えていかなければならないと思います。もう一つは、大学なので教育的な役割も大きいと思います。外に出ていろいろな人とかかわることで、授業では学べないことが学べると思います。そこに大きな役割があります。

松薗君たち「くれぱす」(大学公認の環境ボランティアサークル)との関係はどんな感じでしょうか?
photo3mini.jpg柳澤さん/くれぱすはサークルなので、基本的には独自に活動しているのですが、ボランティアセンターとは密な関係にあります。広報面や備品、場所の使用など協力できるところは協力したり、日々の活動について相談に乗ったりしています。荒川クリーンエイドさんへの寄附のことも、最初は「学園祭での売り上げをどこかへ寄付したいが寄附先をどう探したらいいか」という相談が学生から上がってきたことがきっかけでした。他のボランティアサークルで実際に学外の団体へ寄附しているサークルがあったのでその学生につないだり、私たちと学生同士でいろんなやり取りをしたりする中で決まっていきました。

ありがとうございます。そこまでしていただくと、我々としてもちゃんとしなければと力が入りますね。
ところで、柳澤さんが担当されている領域はどのようなものでしょうか?

柳澤さん/一番大きな役割は学生からいろいろ相談を受けて、それを学生やサークル、学外の団体へつないだり、紹介したり、協力したりというものです。あとは地域からもいろんな情報が寄せられるので、それを適宜整理して掲示し、案内しています。また、ボランティア活動を広めるため、講座や報告会など、イベントを企画して行うこともあります。

センター長は福満教授という事でよろしいのでしょうか?
福満教授/和泉キャンパスではそうですが、全体では学生部長です。
柳澤さん/各キャンパスにそれぞれ副センター長がいて、和泉キャンパスでは福満教授が副センター長です。

松薗君、大学・専攻の志望動機を教えてもらえますか?
photo4mini.jpg松薗君/中学の時から社会や経済のことに興味があって、学校に新聞を持ち込んで読んでいるくらい変わっていました。高校の初めからエコ検定を通して環境のことに興味を持ち始めて、そこから将来そういう活動をしていきたい、職業につきたいと考えました。大学に入るころには経済にも興味があって、その両方が学べるのがいいなと考えて環境経済学のある大学を探して、その中で明治大学が雰囲気も良かったので志望しました。

ボランティアセンターとの関わりはいかがでしょうか?
松薗君/くれぱすに入って、ゴミ拾いした時がボランティアセンターに来た最初でした。
それから活動を通していろいろ相談に乗ってもらったりして、だんだんここにも親しくなっていきました。

ボランティア入門講座を取ったきっかけは?
松薗君/くれぱすの活動はゴミ拾いやECOども(環境教育)を除いて学内が中心で、あまり外に出ていく機会がないんです。やはり自分が外に出ていきたいという気持ちがあって、授業などでそういう機会がないかと探していたら、この講座に巡り合いました。

ボランティア入門講座の目的・概要は?
福満教授/ボランティアの基礎知識を学び、学内のボランティア活動やいろんなジャンルのNPO団体の活動内容を知り、実際にボランティアを体験して、ふりかえりを行うというものです。

その中で環境ボランティアの位置づけは?
福満教授/環境保全やそのボランティア活動は広く社会に重要性を認められていますので、柱として外せません。

外部講師への期待は?
福満教授/外部講師の講義に目を開かされる学生は多いです。
柳澤さん/現場の生の声を伝えていただけるのは学生にとって刺激が多いといつも感じます。

荒川クリーンエイドの講義についてはどうですか?
柳澤さん/受講生の中に中学校や高校の奉仕の時間に清掃活動をやったという学生がいました。その時を思い出すとビニールゴミが多かったようですが、糸岡さんの話を聞いてペットボトルが増えているのがわかり、この数年間での変化が印象的だったという声がありました。また、留学生もこの授業を受講しているのですが、日本は街にあまりゴミが落ちておらずきれいなイメージがあったのに、授業で川に大量のゴミがある写真を見て驚いた、不思議に思ったという感想もありました。
あと、ちょっとなら大丈夫だと、自分でもポイ捨てしていたけど、そのちょっとの積み重ねが大変なことになるという事に気づき、自分の意識を変えていかなければいけないと考える学生もいました。ボランティアに参加したほとんどの学生から、行って良かった、きれいになって気持ちよかった、大変だったけど意味があったという声が出ています。

松薗君、授業を受けてみて当初の期待はどのようなものがありましたか?
photo5mini.jpg松薗君/やはり授業の時にインパクトを受けて、熱意を感じて、現場に行ったら頑張れるんだろうなと思いました。それで荒川クリーンエイドに行くことにしました。

参加しての感想は?
松薗君/ヨシに分け入る感じでゴミを拾っていったんですが、やっぱりゴミが一面にびっしりと足の踏み場もないほど落ちているところもあって、驚きました。

今後の大学生活の中で活きるとしたら、どんなところですか?
松薗君/ゴミがいっぱいあったことで、ポイ捨てしたくないという意識が強くなりました。また、荒川クリーンエイドはゴミの状況をデータ化して発信するということをやっているので、くれぱすでもそういう情報発信を強化していきたいと思いました。

松薗君のコメントを受けてボランティアセンターさんのご感想は?
柳澤さん/くれぱすのメンバーでもある松薗君が、授業を受けて荒川クリーンエイドにも参加してくれたことは、すごく良かったと思います。くれぱすで集まって毎週ゴミ拾いをすることだけでもすごいことですが、活動する中でだんだんと、なぜまたゴミが発生するのか疑問を持つようになります。でも、学生たちだけでは解決に向けた具体的なアイディアが出なかったり、どう実行に移すかが課題となったりします。荒川クリーンエイドさんを含めて、情報発信や情報収集など取り組みを工夫されているNPOさんがたくさんあるので、そういうところに出て行って、それを学ぶことで、学生の活動にさらに深みが出ると思います。また今回、他のくれぱすのメンバーも松園君と一緒に活動に参加してくれました。そうやってくれぱすの活動にも広がりが出ますし、糸岡さんをはじめ団体の方や生の現場を見ることは、松薗君の将来にも意味があったんじゃないかと感じています。

大学のボランティアセンターとしてNPOとのコミュニケーションで大事なことは?
photo6mini.jpg柳澤さん/特に和泉キャンパスの学生は1、2年生が大半なので、学生同士で関わることは多くても、社会とかかわる機会は少ないようです。なので、学生に対して団体を紹介したり送り出したりする前に"ボランティア"と言っても、時間の感覚や、責任感を持つ事などを、しっかり伝えるなど、問題に真剣に取り組んでおられるNPOの方々に失礼のないよう気をつけています。それでも何かトラブルがあった際にはお互い遠慮なく伝えられるように、なるべくお会いするなど、関係性を築いておくことにも配慮しています。

今後ACFに望むことは、提言がありましたらお伝えください。
柳澤さん/荒川はここから少し距離があるので、いろんな地域展開をされる中で、多摩川とか、東京の西側にも広がりが出ると、学生がより参加しやすくなるのではと思います。
松薗君/荒川がもう少し近くにあれば何度でも参加したいと思いました。

今後、他の河川にも広げていけるように尽力したいと思います。
今日はどうもありがとうございました。

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左から)福満教授、松薗様、柳澤様

くれぱす(明治大学公認環境ボランティアサークル)http://www.geocities.jp/clepasu/ 

荒川クリーンエイド2012は多くの団体・企業のご支援のもとに
過去最大の実施会場数、参加者数をいただき実施されました。

荒川クリーンエイド2012で特に大きく貢献いただいた団体・企業に対して
感謝の意を込めて功労者賞を授与しました。

荒川クリーンエイド2012功労者賞受賞団体は以下の通りです。

■散乱ゴミ回収個数 1位(16,251個)     株式会社三井住友フィナンシャルグループ 様

■一人当たり散乱ゴミ回収数 1位(458個) JAMBO International Center 様

■ペットボトル回収数 1位(2,338個)     株式会社資生堂 様

■たばこのすいがら回収数 1位(2,400個) 秩父こどもエコクラブ(秩父教育懇話会) 様

■年間実施回数 1位(9回)           北区水辺の会 様
■  同上      (9回)           西なぎさ発:東京里海エイド 様

■継続年数 最長(19年)            ダイエーグループ 様
■  同上     (18年)           江戸川・生活者ネットワーク 様
■  同上     (18年)           黒目川クリーンエイド実行委員会 様

功労者賞は、2月15日に開催された「荒川クリーンエイド・フォーラム2012報告・連絡会」の
会場において、受賞団体の皆さまに授与させていただきました。
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■株式会社三井住友フィナンシャルグループ様   ■JAMBO International Center 様
(CSR室 末廣 孝信様)                  (渡辺 進様、伊東 義紘様)
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■株式会社資生堂様                 ■北区水辺の会様 
 (ヘルスケア事業部 山崎 功治様)       (土井 富美子様、太田桐 正吾様)
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■西なぎさ発:東京里海エイド様          ■ダイエーグループ様
  (橋爪 慶介様)                 (総務・コンプライアンス課 泉 徹明様)
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■江戸川・生活者ネットワーク様          ■黒目川クリーンエイド実行委員会様
 (運営委員 古川 久美子様)          (菅谷 輝美様)
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積極的な活動をありがとうございました!!

2月15日(金) 北とぴあ(北区)会議室において、
荒川クリーンエイド・フォーラム2012報告・連絡会を開催しました。

当日は、市民団体より12名、企業より22名、自治体・行政より11名、学校より1名の
合計46名の方々にご参加いただきました。

第一部として、荒川クリーンエイド2012活動報告会場からの報告功労者賞表彰に続き、
第二部では、荒川下流における自然地管理の展望をテーマに
パネルディスカッションを開催しました。

 当日の概略⇒荒川クリーンエイド事務局ブログ


荒川クリーンエイドフォーラムでは集めたゴミのデータなどを分析して、社会に様々な発信を行っています。このような活動について、実際にメディアの方の感想やご意見を、東京新聞の土田さんにうかがいました。

まず土田さんの現在のお仕事をご紹介いただけますか?
2shot_mini.jpg今年9月から編集委員という立場で脱原発や震災復興の取材に関わっています。特に非営利セクターの発展や市民の政治社会参加などを取材のテーマにしています。

その狙いの中で荒川クリーンエイドのことも取り上げていただいたんですね。
荒川クリーンエイドの活動は重要だと思います。NPOの活動自体がゴミという社会問題に目を開かせる媒体になっているからです。NPOは市民と市民、市民と社会をつなぎ、コミュニケーションやネットワークを拡大する一種のメディアです。マスメディアもメディアですが、NPOもメディアです。
そういう意味では、マスメディアの側もちゃんとNPOに向き合って、その理念や活動内容をしっかり伝えることで、民主的な社会の発展に寄与しなければならないと思います。

記事を掲載していただいたポイントはなんですか?何に価値を持っていただけましたか?
紙面.jpg新聞で取り上げるには、そこになにか「おやっ」と思わせるものが無ければいけない。5W1H以外にもう一つのW、Worth(価値)=ニュース価値が必要です。荒川クリーンエイドは20年間の活動の中で収集したゴミの種類をデータ化してきました。そこが素晴らしい。「ゴミに見る世相論」という新しい切り口でニュースになったわけです。
 
 
 
 
荒川クリーンエイドの情報発信は土田さんの目から見てどのように思われますか?
右向きmini.jpg年間を通じての活動や報告書の発行などについてきちんと情報発信しており、テレビや新聞にも取り上げられていますね。情報発信を重視している成果だと思います。ただ、マスメディアの側がNPO活動をニュースとしてなかなか取り上げません。もっともっと情報発信するには、フェイスブックやツイッターなどSNSを活用するのも一つの方法でしょう。
また、マイボトルやリサイクルに関する市民運動を社会的に提案していくことも重要ではないでしょうか。業界団体や政府、行政に対してどんどん政策提言していく、そうすればマスメディアもニュースとして取り上げる機会が増えると思います。

情報発信していく意義は何だと思われますか?
NPOは社会的な使命を持って活動を続けている非営利団体です。荒川グリーンエイドには、ゴミの問題を通して地球環境の問題を考え社会を変革していくという大きな使命があります。社会的に意義のある活動ですから、情報発信しなければ社会変革のモチベーションにならないと思います。
当然、マスコミもNPOに対する理解を深め、NPO活動を促進するような情報発信を心がけるべきです。新しい市民社会の構築を念頭におき、NPOとの協働関係を築くなどNPO活動をサポートする時機に来ていると思います。

これからの情報発信はどのようにしていったらいいと思われますか?
右手前mini.jpg2008年のリーマンショックや欧州経済危機を見ても分かるように、世界中が低成長、脱成長の時代に入っています。これからはそれに見合った生活実態に切り替えることが求められています。ゴミをポンポン捨てるような社会は持続可能ではありません。大幅な省エネ・リサイクル社会をめざすべきでしょう。それは脱原発にもつながります。
ドイツは2022年までの「脱原発」を可能にするエネルギー政策として再生可能エネルギーの拡大と大幅な省エネに国家を挙げて取り組んでいます。2011年には総発電量のうち再生可能エネルギー(20%)が石炭(19%)と原発(18%)を初めて超えましたが、電気代はそれほど上がってはいません。経済成長も維持しています。
スイスも2034年までの「脱原発」を掲げています。そのため年間1人当たりエネルギー消費「2000ワット社会」の実現をめざしています。2050年までに46%、2150年までに70%のエネルギー消費を減らすという壮大な計画です。
日本のメディアは低成長時代に備えたこうした重要な情報を伝えようとしません。省エネ・リサイクル社会の実現のため、日本のNPOは世界の情報にもっと敏感になり、マスコミに代わって自らが情報発信の主体であるという意識を持って活動してほしいものです。

最後にお聞きします。NPOに求める役割はなんでしょう?
今の日本は「主権在民」ではなく、「主権在『官』」だとよく言われます。国民の知らないところで法律が作られ、市民の意思に反した政策がドンドン決定していきます。民意が政治に反映されない社会です。でもあきらめるわけにはいきません。こうした民主主義の欠陥を補うには、市民が立ち上がり直接行動によって社会や政治を変えていく原動力になる必要があります。首相官邸前での集会とデモを呼び掛けたのもNPOです。新しい市民社会を構築するうえでNPOやNGOは非常に重要なファクターです。市民活動に参加している人たちは「社会変革」という意識と使命感を持って活動に当たってほしいと思います。
正面mini.jpg東京新聞 首都圏編集部 編集委員 土田 修 様

CIMG4440mini.jpgコーポレートコミュニケーション企画部 
CSR・環境推進室
室長代理 山下 智也 様

損保ジャパンが全国各地の環境NPO、地域で市民活動を支援する中間支援組織や日本NPOセンターと協働で、全国各地で市民参加型の生物多様性の保全活動を行うSAVE JAPANプロジェクト。その一環として、足立区にて絶滅危惧種の復活を目指して、ヨシ刈りとクリーンエイド活動を実施していただきました。損保ジャパンの山下様に活動とその意義についてお話を伺いました。
 
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Ⅰ.山下様のお仕事
1. 山下様の日頃のお仕事・所管担当業務について教えてください。
CSR・環境推進室で、今回協働させていただいたSAVE JAPAN プロジェクトや環境マネジメントシステムの運用などを担当しています。
 
2. 上記に関連して、ご自身のやりがいなどについて教えてください。
NPOをはじめ、行政や企業などの様々な方々と接する機会が多く、自分の考え方が広がり、日々成長できていることを感じられることです。

Ⅱ.SAVE JAPANプロジェクト
1. 当該プロジェクトの概要・目的・背景について改めて教えてください。
SAVE JAPAN プロジェクトは、Web約款の切り替え件数に応じて損保ジャパンが環境NPOなどに寄付を行い、「誰もが気軽に参加できる」環境保全活動を全国47都道府県で実施しています。単なる寄付活動ではなく、地域で環境保全活動を行う環境NPO、地域の市民活動を支援するNPO支援センター、日本NPOセンター、損保ジャパンの4者が協働で実施しており、全国で約100の団体と連携しています。
SAVE JAPAN プロジェクトは、市民が気軽に参加できる環境保全活動の機会を提供し、これまで地域の環境保全活動にあまり参加されなかった方、あまり関心をお持ちでなかった方にも参加いただくことで、地域の自然環境に関心を持ってもらうとともに、「いきものが住みやすい環境づくり」を目指しています。そのため、「地域住民が理解しやすい」、「親子で参加できる野外体験型」、「地域の希少生物種の保全」となるよう、地域をよく知る環境NPO、地域のNPO支援センターと連携しプログラムを展開しています。また、全国約45,000店の保険代理店とも協働で、お客さまへの開催案内、参加を呼びかけるなど、多くの地域住民に参加いただけるよう取り組んでいます。
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2. 当該プロジェクトにかける特筆すべき重要ポイントについてお話ください。
このプロジェクトは、地域の環境NPO、地域の市民活動を支援するNPO支援センター、日本NPOセンター、損保ジャパンの4者、約100団体が協働で実施しています。地域の環境NPOとの協働することで、市民の皆さまに環境保全活動の大切さを広く知っていただくとともに、同じ地域の市民が地域の環境保全活動に主体的に取り組んでいることを知る機会を広げ、より活動を身近に感じさらに親しみを持ってもらうことが可能となります。また、NPO支援センターとの協働により、市民に活動の意義やNPO支援センターの役割を伝える機会とすると同時に、市民の皆さまに市民活動の実態を再認識いただくとともに、このプロジェクトをきっかけに地域の市民活動の輪が広がり、新たな地域の協働に繋がることを期待しています。実際に10以上のNPO支援センターからSAVE JAPANプロジェクト以外の新たな地域の協働プロジェクトが生まれつつあるとの声を聞いています。

Ⅲ.12月1日(土)プログラムについて
1. 提案段階の期待、不安などについて教えてください。
当社と20年来、市民向けの環境講座、「市民のための環境公開講座」を開催いただいている日本環境教育フォーラムからのご紹介でしたので特に不安はありませんでした。
 
2. 短時間に一面のヨシ刈りに成功しましたのは正直驚いております。代理店の方々も含め損保ジャパン関係者のヨシ刈り隊としてのご尽力は大変素晴らしいものでした。その秘訣、日頃の社会貢献活動において参考情報がありましたらお聞かせください。
RIMG0134mini.jpg今回の活動は「SAVE JAPANプロジェクト」の東京イベントとして、一般の方に社員・代理店が混ざって参加させていただきました。「SAVE JAPANプロジェクト」は、自動車保険のご契約者さまがインターネット上で確認できる約款を選択いただいた場合に、その件数に応じて環境NPOなどに行う寄付を原資に全国で開催している環境保全活動で、
誰もが自然環境に関心を持ち、「いきものが住みやすい環境づくり」へと繋がることを目指しています。
 
 
 
3. 今回、弊法人としても、絶滅危惧種に関連した活動をオープンにするのは初めてでした。国土交通省やその他関連機関との調整は大変でしたが、大きな成果だと感じています。まだまだ知名度の低い活動ですが、今後、この活動に更なる一般の参加を得るにはどうしたら良いか、参考になるものがありましたらご教示ください。
CIMG0508mini.jpg地域の自然環境保護に興味はあるけど、何をすればいいのかわからないと思われている市民の方は多いと思います。こういった皆さまが活動に参加するための「はじめの一歩」をいかに軽くしてあげるかが重要だと思います。例えば、最近は登山やロングトレイルといった「健康」がブームになっていますので「健康」と結び付けたPRをするといったようなこと考えられると思います。
 
 
 
 
 
4. その他、当日の活動についてのご感想はいかがだったでしょうか?
CIMG0551mini.jpg実際に参加したヨシ刈りは思ったよりハードで、日ごろの運動不足解消になりました!参加者全員で整備した活動後のビオトープに沢山のいきものが戻ってくることを楽しみにしています。また、今回の活動に際して事前準備から当日の運営をしていいだいた荒川クリーンエイド・フォーラム、日本環境教育フォーラム、日本NPOセンターの皆さまには大変感謝しています。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 
 
 
 
 
Ⅳ.今後の展開
1. 参加された社員や一般参加者に方には、改めて、どのような役割を実社会で担っていただきたいと思われますか。ご意見やメッセージの趣旨を踏まえて。
参加者のアンケートには、「ゴミを拾うのも大事ですが、出なくなるようにしたい。」、「自分ができるボランティアは進んで行いたい。」といった意見が多く、活動を通じて身近な環境に興味を持ってもらうという目的は達成できたと感じています。この活動をきっかけに地域の輪が広がり、環境に関心を持つ市民が増え、持続可能な社会の一助になればと願っています。
 
2. 今後の荒川クリーンエイド・フォーラムとの協働において、今回御感じになった課題等を踏まえ、自由に次年度以降の展望について御話いただければ幸いです。
ヨシ刈りをした跡地がどのように変化していくのかを情報発信していくことも参加者に継続的に関心を持っていただくために必要ではないかと思います。

ありがとうございました。いただいたご意見を踏まえて次年度以降もより地域社会に開かれた良い活動にしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
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山下 智也 様