みなさんは、河川敷や道端・空き地に生えている植物を「雑草」と、呼んでいませんか?川や池で獲れるサカナを「クチボソ」と、呼んでませんか?荒川で獲れる魚のハゼを「ダボハゼ」って呼んでませんか?「雑草という名の植物はない」とも言われています。20世紀最高の名言だと僕は思います。生き物すべてに名前があり、生き物すべてに生活があります。このコーナーでは、自然案内人の目線で、荒川の生き物の「生活」をご紹介します。目からうろこが落ちた!……は、保障できませんが、くどくならない程度、飽きない程度に、「荒川いきもの生活日記」をご紹介します。 活動1自然案内人
橋本浩基

ちょっと、性格は激しいですが優しいです ~ヒヨドリ~

日本全国の街中、里山、森林。至る所にいて、けたたましく泣き叫ぶ鳥、ヒヨドリ。彼らの生活を見ていると、ちょっと、ヤンチャ坊主っぽく見えてくるのですが、仲間意識は強い鳥です。
仲間が怪我したり、倒れたりするとそばで見守っているのです。だめだな、と思うと離れ、しばらく遠くで様子を伺い、寂しそうに飛んで行きます。

「ヒーヨ・ヒーヨ」と、鳴くので「ヒヨドリ」と呼ばれるようになったとか諸説あります。ヒーヨ・ヒーヨというより、ビービーとかビビビビとか、ともかくうるさい泣き声です。よく、山や、森林に行くと、彼らの鳴き声が聞こえ、彼らの姿が見えるのですが、「ここまで来てヒヨドリか・・・。」と、みんなで、ため息が出るときもあります。それだけ、彼らを見る機会は日常的なのです。
彼らの生活を見ていると笑えます。仲間意識は強いのですが、食べ物となると話は違います。彼らは、甘いものが大好き!桜が咲くと大群で押し寄せ、蜜を吸うのですが、一羽がおいしそうに食事をしていると、桜の花はたくさんあるのに、猛スピードで近づき、そのまま飛び蹴りをして、追い払い自分が食事にありつきます。仕返しを試みると、二羽で空中戦をビービー鳴きながら、繰り広げるのです。ヤンチャでしょう?その他に、完熟の柿も大好物。

人なれもよくて、幼鳥のときに怪我などで保護すると、成鳥になっても野生に帰ろうとせず、人を親と思って一緒にいたがります。そうなると、そのまま飼育してしまいたくなるのですが、野鳥を飼うことは法律で禁止されていますので、お気をつけください!捕まりますよ!


トサカみたいな頭が、ヤンチャなのかな?でも、憎めないですね!